今日は妊活の基本中の基本”基礎体温”についてお話しします。
”基礎体温”とは?
基礎体温とは、朝目覚めた後、身体を動かす前の最も安静時の体温のことです。 女性の体温は、病気や重いストレスがあるときなどを除けば、ほぼ0.3~0.5度の間で周期的に変化しています。
この基礎体温を毎日測定、記録すると生理周期を知る事ができます。 生理周期を知ることで、排卵の有無や、月経の時期、妊娠しやすい時期などの状態を把握する事ができるのです。
”基礎体温”の測り方
1.基礎体温計を用意する
基礎体温計を用意する 基礎体温を測るには、小数点第2位まで表示できる基礎体温計が必要です。
基礎体温は低温期と高温期で0.3~0.5度の違いしかないため、小数点第1位までしか表示できない通常の体温計では正確に記録することができません。
2.毎日同じ時間に測る
毎朝、起きたらすぐに測る 毎日同じ時間に測ることも大切なポイントです。
起床時間がずれたとしても、起きたときにすぐ測るようにしてください。
基礎体温は朝、目覚めてすぐの計測がベストなのですが、 ちょっとトイレに行ってしまった程度なら、約30分安静にした後で計測すれば大丈夫です。
都合上、朝どうしても測れないという場合は、夜測ることも可能です。だいたい毎晩同じ時間になるように、そして約30分安静にしてから測ってください。
同じ時間に測れなかった時は、その日の時間をメモしておきましょう。 しかし、あまり神経質にならずにとにかく続けることが大切です。
3.舌の裏側で測る
舌の裏側に体温計を当てる 基礎体温計は、舌の裏側にある筋の根本に当てて測ります。 間違って舌の上で測ると0.04~0.1度ほどの誤差が出てしまい、正確な記録ができなくなります。
舌の裏に当て、口を閉じて空気に触れないようにするのが正しい測り方です。
また、ずれたりしないように体温計を指で支えることもポイントです。
4. 安静な状態で測る
起き上がったり、飲食や寝返り、あくびをするだけでも体温は上がってしまいます。できるだけ体を動かさず、布団で寝たままの状態で測りましょう。
検温中も動かないようにしてください。
5.飲酒を控え、たっぷり睡眠をとる
飲酒や睡眠不足に注意 お酒を飲んだ次の日や睡眠不足のときは基礎体温を正しく測れないことがあります。 排卵日を正しく知りたい人はできるだけ飲酒を控え、たっぷり睡眠をとるようにしてください。
基礎体温は女性の健康のバロメーターです。 妊活中の方だけでなく、生理痛や生理不順、PMSなどでお悩みの方も是非つけるようにしてみてください。