堺市で男性不妊の鍼灸治療|妊活男子に知ってほしい最適な禁欲期間とは?

こんにちは、大阪府堺市の妊活鍼灸専門のかすみ堂鍼灸院です。

妊活や人工授精(AIH)を進める中で、
「何日禁欲すればいいの?」「長い方が精子がたまって良いのでは?」
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

今回は、9,489件という膨大な精液サンプルを分析した信頼性の高い研究から、禁欲期間と精子の質の関係性をわかりやすく解説していきます。

大規模研究でわかった「禁欲日数と精子の質」

この研究は、2005年に発表されたもので、以下のような内容です。

  • 対象:6,008人の男性(9,489の精液サンプル)

  • 分析内容:精液量、精子濃度、運動率、正常形態率など

  • 分類:乏精子症(重度〜軽度)と正常精子のグループに分けて解析

結果から見えてきたのは、禁欲期間が長すぎても短すぎても精子の質には影響が出るという事実です。

禁欲1日がベスト?乏精子症の男性の場合

特に乏精子症(精子数が少ない状態)の男性においては、以下のような結果が出ました。

  • 禁欲1日後に精子の運動率が最も高くなった(30.3%)

  • 禁欲0〜2日の間が、正常形態率(形が正常な精子の割合)も最も高かった(7.4〜8.6%)

つまり、短めの禁欲(1〜2日)が、より新鮮で元気な精子を得る鍵になるということです。

長すぎる禁欲は逆効果?正常精子でも運動率が下がる

一方で、正常な精液所見を持つ男性でも注意が必要です。

  • 禁欲11〜14日のグループでは、
     精子運動率が33.1%に低下
     正常形態率も7.0%まで低下

これは、長く禁欲しすぎることで古い精子が蓄積され、運動性や質が低下してしまう可能性があることを示しています。

”精子の質”を高めるための最適な禁欲日数は?

研究の結論としては以下の通りです。

精子の状態推奨される禁欲期間
乏精子症1日以内(0〜2日)
正常精子2〜5日(※10日以内)
人工授精やタイミング法での採精のタイミングは、この禁欲期間の管理がとても重要です。

なぜ短い禁欲の方が精子の質が良くなるのか?

精子は精巣で常に作られ続けていますが、古い精子ほど…

  • 活性酸素などによる酸化ダメージを受けやすく

  • DNA断片化のリスクが高まり

  • 運動率や受精能が低下しやすくなります

一方、新鮮な精子は…

  • 運動率が高く

  • 形態も整っており

  • 妊娠につながる力が強いのです。

まとめ:妊活中の男性こそ、「禁欲日数」に気をつけて!

禁欲期間は「長ければ良い」わけではなく、目的と状態に合った日数を見極めることがとても重要です。

  • 精子の質を高めたいなら、禁欲1〜3日がおすすめ

  • 人工授精や採精などの予定がある場合は、事前に禁欲期間を医師と相談

妊活に取り組む中で、精子の質に不安がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
かすみ堂鍼灸院では、妊活に取り組むカップルを東洋医学と西洋の知見の両面からサポートしています。

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