腸内環境を整えると妊娠しやすくなる理由 - 堺市で【不妊治療・不妊鍼灸】なら不妊鍼灸整体かすみ堂

「妊活には腸内環境を整えることが重要！」

こんな言葉を、一度は聞いたことがあるかと思います。
でも、「それって本当に関係あるの？」「腸が子宮にどう影響するの？」と、ピンと来ないも多いかもしれません。

実は、腸と子宮は体の中でとても密接なつながりを持っています。
解剖学的にも、腸のすぐそばに子宮があり、血流や神経、免疫の働きがリンクしているため、腸内環境が乱れると子宮や卵巣の状態にも影響が出やすくなるんです。

たとえば、
✅便秘が続いて腸が膨張して子宮を圧迫する
✅腸内環境が悪いと血流も良くなり、子宮の冷えやホルモンのバランスの乱れにつながる
✅腸は免疫の70％を担っているので、腸内環境が悪いと炎症や着床障害の原因になる
…ように、腸の状態が子宮の環境に大きく影響すると言われています。

「体質改善って何から始めたらいいの？」「自分の妊活にプラスになる方法を知りたい！」

そんな方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね✨

◆なぜ腸内環境が妊娠力に影響するの？

腸と子宮、一見まったく別の働きをしているように思えますが、実は密接につながっています。

その理由は、大きく３つあります。

①子宮のすぐ近くに腸があるから

子宮は、解剖学的に
✅子宮の前に膀胱（ぼうこう）
✅子宮の後ろに直腸（ちょくちょう）
が位置しており、直腸は「大腸」の一部です。
そのため、腸にガスがたまって張っていたり、便秘で腸の状態が不安定になっていると、すぐ隣の子宮や卵巣が圧迫されてしまうこともあります。

②血流のネットワークが関係しているから

さらに解剖学的に見ると、腸と子宮は血管ネットワークでも関係しています。

✅腸は「下腸間膜動脈」から血流を受け取る
✅子宮は「内腸骨動脈」または「卵巣動脈」から血流を受け取る

これらの血管は、骨盤の中に密接に絡み合っています。
腸の血流が悪くなって、周囲の子宮や卵巣への血流も滞りやすくなり、
👉子宮内膜が育ちにくい
👉卵巣機能が低下する
👉ホルモンのバランスが不安定になる
ようなことが起こるリスクがあります。

③腸は免疫の70％を担っているから

腸は「免疫の司令塔」とも言われるほど重要な働きを持っています。
腸内環境が悪いとか、
✅慢性炎症
✅自己免疫の異常
を起こしたり、子宮内膜炎や着床障害の原因にもなりかねません。

また、免疫バランスが崩れると受精卵が着床しようとしても、うまくいかないこともあります。

東洋医学では、腸の働きは「脾（ひ）」が担っています。
脾は、
✅消化吸収
✅栄養を全身に届ける
✅血を作る
など、妊娠に必要な機能をコントロールしています。

また、「腎（じん）」は、生殖機能やホルモンのバランスに深く関わっており、妊娠力を司ると考えられています。
「脾」と「腎」は密接に関係していて、「脾」が弱くなると「腎」の力が消費されやすくなる「脾腎両虚」になってしまいます。

「脾腎両虚」とは、脾（消化吸収・気血の生成）と腎（生命エネルギーや成長・発育・水分代謝）の働きがともに弱くなっている状態、簡単にいうと「エネルギー不足と基礎体力の両方が落ちている状態」となってしまいます。

腸内環境を整えることで、「脾」を健やかに、妊娠しやすい体質を目指して頑張りましょう！

妊活のための「腸活」は、特別なことをしなくても大丈夫。
ちょっとした習慣を変えるだけで、体が変わり始めます✨

日々のケアでおすすめのツボはこちら👇
✨足三里（あしさんり） … 胃腸を元気に、免疫力アップ
✨関元（かんげん） … 子宮を温める、エネルギーチャージ
✨三陰交（さんいんこう） … ホルモンバランスを整える、冷え対策にも

お灸や指圧で刺激して、妊娠しやすい体をサポートしていきましょう！

「妊活には腸内環境が大事」と言われるのは、迷信ではありません。
解剖学的にも、東洋医学的にも、腸と子宮はつながっています。
腸内環境を整えることは、
✅子宮や卵巣の血流を良くする
✅ホルモンバランスを安定させる
✅免疫力を整えて着床率を高める
ために、とても大切なアプローチなんです。

「最近、腸の調子が良くないかも…」と感じている方は、ぜひ腸活を意識してみてくださいね✨

「腸から整えたい」「体質を変えたい！」という方は、お気軽にご相談ください😊

最後までお読みいただき、ありがとうございました！
腸から整えて、赤ちゃんを迎えられる体づくりを一緒に進めていきましょう✨